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自衛隊のスキー

  • 困った爺さん
  • 2022/08/28 (Sun) 16:38:39
クロスカントリー、まあ歩くスキーもそうだけど、理想は、と言えば自衛隊のスキー。
ある意味クロスカントリースキーの理想、つまりはレースではなく実用上の理想かな。
なんか昔ながらのスキーかな。
ブーツ自体も登山靴を少し柔らかく、軽登山靴並か、歩くのも楽そうだしね。
勿論足がぐらつくので、これでアルペンスキーができるという人は殆ど居ないだろうと思う。
更に踵が浮くからなおさらだと思う。
そんなに難しいものでもないが、アルペンにせよ、ノルディックにせよレースは難しい。特にアルペンスキーレースでは著しく遅いタイムしか出せないだろうね。
通常では入手もできないだろうし、利便性なども含めて自衛隊のスキーは現実的じゃないけどね。
クロスカントリースキーでは、新雪深雪などは無理があるだろうし、登り下りが連続するコースとなれば、競技用にある程度圧雪が必要なのだろう。
レジャー的なら、レール溝の様なコースで、バンフライとはいかないでしょしね。
通常のゲレンデスキー場で、使わせてはくれないのかも。
アルペンスキーでもよくスキー着けたままゲレンデを登ることがあるんだけど、他にか見ないよね。
昔スキーをしていた時は、リフトなど使わないから、常時練習したホームゲレンデは35度程度の1000メートルくらいのゲレンデを、何度も登って滑ったからね。リフトまではさらに1000メートル位下りないと乗れないし、そもそも1日券などはないから非常にお金が掛かるから、中高生や大学生でも無理だったし。
また春は早番とスキー場営業が終わって、その後は個人経営の山小屋的ヒュッテの幾人溜まっていて、彼ら、って女性も一人いたけど、皆歩いて登るしかない。ただそいう人たちも、スキー板を着けて登っていたよ。
勿論夏合宿などは、そもそもリフト自体がないし。
コース整備と旗門セットを変えながら上がるから、当然スキーは着けたまま。まずスキーを外して徒歩で登るって、35度前後では返って面倒。
平日は夕方4時位からじゃないとスキー場に行けないので、もっぱらナイター照明の下。
斜度は27,8度で、500メートルほど。それ以上はナイター照明が届かないので止む無し。
その位の斜度だと一般スキーヤーも結構滑るから、圧雪というより夜があお氷状態で、旗門セット用のポールを指すのも大変。今はドリルを使うようだけどね。
今もそうだけど、昔はより正確にスキー板に乗れないと、アオ氷状態の所は滑れない。
学校の教師も昔はのんびりしたもので、高校の担任の教師が、冬はスキー教師でスキー場ヒュッテでよく顔を合わせるんですよ。
で、こんな硬いところはどう滑るんだ、と聞かれたけど、先生にはできませんよって答えるしかなかった。そうだろうな、と。
その先生は小樽の出身だったから、スキー教師になれる程度ではスキーができたからね。
まあ今だって、こういった非常に硬い雪面では、踵に乗れだなんてアホな事言ってたら、テールが一気に持っていかれて転倒だろうね。速度にもよるけど。高速で深いターンをするにはスキー板のセンターにカッチリ乗るしかない。昔も下手は転倒まではいかないにせよ、機関銃を良く打っていたよ。機関銃ってすごく疲れるから、レースではヘロヘロになっていた。それもゴールまで行ければいいのだけどさ。大抵はコースアウトか転倒だった気がする。
話しを戻すようだけど、こういうスキーは自衛隊のスキーやクロスカントリーではできないよね。まさか踵に乗れなどはないけど、スキー板を騙し騙し急激な力を与えない様にテールを振るしかない。
それでも急斜面でなく、硬いだけなら浅いターンでも行けそうな感じがするけど。
テールを振るって、できない奴も居るんだよね。特にカービンターしかできない輩は、多分できないんだろうね。
大切なのは、どの場合もそうだけど、トップを逃がさないこと。
そんなことは自然にできるようになるんだけどさ、カービングスキーで簡単にターンができる弊害かも知れない。

前に書いたのかも

  • 困った爺さん
  • 2022/08/28 (Sun) 13:32:55
最近スキーが面白くなくて
というのも、圧雪された雪の面が面白くないんだろうと思ってもそうかといって、バックカントリーとやらも、なかなか行けない
地域的問題だろうかな、雪のない地区ではあまり情報も無い気がする。
今度のシーズンは白馬の方に行って、いろいろなスキーを試してみるのもいいかもしれない。
実は11歳からレースのためのスキーをはじめて、そのまま17歳でスキー自体を止めてしまった。
それで、10歳までのスキーはおぼろげにしか覚えていない。
その頃は林の中や、絶壁なども滑っていた。今もそれらの場所の殆どは確認できるが、かなりの斜度でもある。
山自体、スキー場も今の様な制限は無くて、何処を滑ろうと何らの問題は無かった。
しかして、転倒での怪我など考えもしなかったし、実際にそういうことはなかった。
また、どのように滑っていたのかが思い出せない。
当時の10歳の少年では当然のことかも知れないが、思うに任せ、スキー理論などは考えもしなかった。
レースの練習をはじめて、指導らしいものも受けたこたがなく、先輩の上手なスキーを見様見真似で盗んでいた、と言えるだろうと思う。
レースでは、上手下手はカッチリタイムに出る。そこでは何故かを考えるしかない。
当然思い違いとの戦いだったのかも知れない。
なぜスキー板のテールが流れるのか、それはエッジの切れが悪いと。でもそれは間違いだ。
つまりはスキー板に乗る位置の問題だった。
ギャップになぜ持っていかれ、コースを逸脱して最悪転倒する。
それは下半身でスキーをするから、上体の安定がない。
スキー板が雪の面から離れようが着いていようが、上体さえ安定していれば荒れた雪の面の持っていかれることない。
それらが分かってきたのは、14歳くらい。
それからコースからの逸脱はあるけれど、転倒までには至らなかった。
内足スキーを旗門ポールに引っ掛けることも無くなったけれど、一度腕が旗門ポールの外側に入ってしまい、顔面を強か旗門ポールに殴打される羽目になって、そのままその旗門ポールを抱いたまま強か雪の面に叩きつけられた。勿論鎖骨が浮いてしまう怪我をした。
浮いた鎖骨は幾分浮いているという程度だったけれど、それは治らないから、今でもやや浮いている。
14才の時のそれ以来転倒の記憶がない。
俺は転倒などしない、という自信がった気がする。絶対ではなかったけれど。
コースは今ほど綺麗に圧雪などされてはいなかったから、荒れたコースに強くなるしかない。
雪の面のイレギュラに負けないこと、通過するコースを選ぶこと、何より常にスキー板に正確に乗ること、といった感覚を身につけた気がする。
正確なターンは、正確な位置に踏み込むことだけれど、ごく短時間でスキー板を返すには、足、下半身ではなく、上体をインに完全に投げること、そしてそれはスキー板の返りと共に状態が勝手に戻ってくれること、というかそこコツを掴んだ。
一発ターンの極意だろうか。
しかしそれは全てのターンで出来るというものじゃない。試合ではターンの半分はおろか、一発も決められないことさえある。
試合独特の雰囲気に飲まれることも多い。
で、40年以上も経てスキーを着けてみると、その時代のスキーが通じない、というより試せていない。
そうしなくても比較的簡単にターンができるが、今一つターンが浅い。一瞬でスキーを返す感覚にはなっていないけれど、タイムを計っている訳でもなく、ターン位置を数センチメートル範囲で行うレースとか違うばかりか、好き勝手な所で好き勝手なタイミングでターすればよいから、何のことはないわけだし、今のスキーはそれでもかなりの高速になる。
結果、面白くなくなる。
ローカル対愛に出てみようかと思うことがあるけれど、見た目あまりにも単純なコース設定に失望する。しかもリーゼンスラロームだけというの面白くない。
スラロームが欲しいし、滑降までとは言わないまでも、スーパーGくらいは欲しい気がしてならない。
長々になってしまったけれど、これが綺麗に圧雪されたコースを、好き勝手に滑るというスキーに飽きてしまった原因かもしれない。

スキーを思い出した

  • 困った爺さん
  • 2022/02/06 (Sun) 13:09:34
前の投稿、昨年の4月2日からかなりの期間が空いてしまいました。
というのも交通事故で怪我をしてしまったのが大きな原因です。
結構な大怪我で、未だ完治していません。
中でも、足に靱帯損傷が大きく、スキーには行っていますが、膝を深く曲げることが出来ません。
それでも本来のリハビリとは別に、スキートレーニングとスキー場には温泉がつきものですから、湯治も兼ねています。

ところで肝心なスキーですが、昨年スキーはさして昔と変わった訳ではないということが分かってきました。
では何が変わったのかです。

いま改めて45年ものブランクは意外と大きなものだった気がしているのです。
それは、やはり忘れてしまって、思い出すのに時間が掛かっているのです。
そこで、スキーの進化というか、変化を振り返って考えています。
まず自身が11歳の時に大きなは塩化があった。それは本格的なレースの政界に足を踏み入れたこと。
スキー場で育った子供しては当然なことだったのかも知れません。勿論近所に居た何人かの子供たち全てがそうなった訳ではありません。半数以上の子供がスキーと無縁だったくらいです。

当然スキーの名手といえば、トニーザイラー。彼の主演映画を幾つも見た記憶があります。
一方レースの世界でも彼は未だ影響を持っていた。
スキーといしては、両足を揃えてのターン、つまり一足ターンと呼ばれたものです。ただし知っており人も居るでしょうが、彼はオリンピックの試合で、プルークボーゲンで減速したシーンがあるんです。
その頃叫ばれるのが、弧の連続でターンしていく蛇簿テクニックと呼ばれたもの。
正確には分かりませんが、これを打破したのがカール・シュランツ。内側を鋭く先行させての鋭いターン。О脚に見える格好の悪いターンということです。
そしてパトリュック・リュッセルターンでの加速スキー。ターンでのインばかり狙うのではなく、コースを如何に高速で滑り抜けるか、でしょうね。
そして、グスタボ・トエニ。外側んぼ非常に強い締めつけと、それによるX脚。
そしてインゲマル・ステンマルク。彼のスキーがカービングスキーを生んだのかも知れないと思うほどです。
他にも多くの選手が居ましたが、革命的にスキーを変えたと思う人はこのくらいでしょうか。
私がスキーを止めた後も、多くのスキー仲間が、第一線でスキーを
していましたし、そしてそれらの人たちと常時会っていましたので、彼らスキーを止めてしまうまでは、スキーの状況はある程度承知していました。その辺の時代の人たちで、私に知り合いで今もスキーに関係している人は2人しか居ません。1人はSAJの御大になっていますし、もう一人は未だにレースをしている様です。
ワールドカップや世界選手権で日を代表してきた人が、今更レースに参加しなくてもいいんじゃないかとは思いますが。あと有能なスキーコーチしていた人が一人居ましたが、早くして死んでしまいました。

という訳で、スキーを早い時期に止めた身としては、長くすきを見てきたようにも思います。
二十代後半あたりから仕事に追いまくられ、スキーどころではなかったんですけどね。
全くスキーを知らない東京の大学生が、大学かられーすを始め既に4年生になっても、全くスキーになっていない写真を見せられて、幾つか助言をしたことから、スキーを教えて欲しいと言われ見に行ったことがあります。これも高校生でスキーに夢中になって、バッチテストを受け1級だという訳で、レースもできると思ったのでしょう。そんな歳では限界はあるとは思いましたが、スキーの現場でできる助言はしました。その頃、大学同好会クラスのスキーヤーが多いことにも驚きましたね。
雪のない地区の人の方が、いい年齢になってからスキーに夢中になるものだと、今もそう思います。

長文でちょっと疲れたので、続きは後で

ある質問から

  • 困った爺さん
  • 2021/04/02 (Fri) 12:40:55
今流行の幅広のスキー板を買って使っているという方から、ガリガリに硬い雪ではエッジを立てるのは上手くいかず、従ってターンが上手くいかない、というお話でした。
で、スキーのトップに乗ると辛うじてターンになると言うのです。
まず、カービングスキー、踵の乗れはは殆どの場合間違いでしょう。
今は時間がなく、その詳しい説明は次回にしますが、スキーに乗るとは、スキーの中心、つまり長さの中心でもあり、重心でもあるシューズトップに乗らなければいけません。乗るというより一点に力をかけるという方がいいかも知れません。
その方は、晩年になってスキーをはじめ、プルークボーゲンなど面倒くさくてやってられないと言っていた方です。
ボーゲンはスキーの基本です。
最近カービングスキーによって、ターンが簡単になっています。
このターンは、スキーの進行方向に対して横方向に力をかける必要が殆どありません。
なのでこの技術がないままカービングによるターンだけをしている方が多いのに気がつきました。
つまり急制動がかけられないため、ぶつかりそうになっても制動をかけずにターンで無理やりかわそうとしている者が多く、なぜ?との思いから気がついたのです。
そう輩は、当然急停止などは、転倒してもできません。
従って、大変危険なスキーをしています。
是非、制動という意味でも、踏み替えや、スキー板の進行方向に対して外方向へに力のかけ方など、ボーゲンがスキーの基本ですので、そこをきっちり意識してもらいたいのもです。
どうも幅広スキー板は、Rがあまりついていないようです。
カービングスキーでスキーを覚えた方は、制動は勿論、スキーの走らせ方も、ターンの基本も知らないようです。それはスキー板に対しての圧力のかけ方を知らないからだと思うのです。

今シーズンは

  • 困った爺さん
  • 2021/04/02 (Fri) 12:10:35
個人的にも、仕事でも、いろいろ大変なことがあって、スキーどころではなかったので、このサイトも放ったらかしになってしまいました。
恒例の筈の北海道スキーも、その影響があってできませんでした。
札幌出身の私が自動車で回らないと、同行の皆さんは行けないというほど苦労しなければなりません。実際は私が行けないということで中止になってしまいました。

ノルディック

  • 困った爺さん
  • 2020/05/07 (Thu) 01:50:12
チャンコロナで出勤停止、で有線テレビ配信の映画ばかり見てるんだけど、その中でMeruっていう映画見たんだよ。
崖を滑るって、簡単な事言ってきたけど、登山家いうのはスキーも上手いね。
今60代半ばなんだけど、70歳過ぎたらノルディックスキーをやろうかと思ってるんですよ。
ディスタンスだけど、札幌なんかでよくやってる歩くスキーって言うのかな。
ただね、あれ結構難しいんだよ。
急な登りもあるし、もちろん下りも。
おいらの時代、中学校のスキー部に入った時、先輩の意向で勝手に、お前はディスタンス、お前はジャンプ、お前はアルペンって決められる。
運良くアルペンになったけど、泣く泣くディスタンスになった奴も居る訳ですよ。最初っからディスタンスという奴も居たけど、それは希望通りにできる。
みんなアルペンがやりたい奴ばかりだからね。
で泣く泣くのそいつは、3年生になっておいらたちのホームゲレンデによくきてさ、そこ斜度35度の壁がバーンと長いんだけど、そこを登るんだよ。
で、下るとき、俺たちのコースに来て、下級生なんかに、お前らよく見てろ急斜面はこう行くんだと言って、ディスタンスのスキー板で(板とは言えない細さだけど)、リーゼンを滑るんだ。その位の技術がないとディスタンスもできないんだね。
そいつはその後、中学高校ではたいした成績はなかったけど、大学で複合に転向してインカレ2位になった。
当時のインカレは、国内A級公認だったからね。
話はかわるようだけど、スキーのディスタンスの選手、夏はマラソン選手になってもおかしくないと思う人が居るだろうと思う。
でもね、やっぱりディスタンスも滑走法なんだよ。
競技になれば、誰でもできるってもんじゃない。
前に書いたかもしれないけど、山スキーって言えば何でもかんでも、テレマーク・・・アホかって言うんだよ。あんな疲れるターン何時でもかつでもやるバカは居ないよね。
まぁあれもファッションなんだろうね。アルペンスキーで言えば、SAJのお嬢様スキーということだろうと思うよ。
本当にやりたいならば、自衛隊のスキーを見習えって言うんだよ。
ディスタンスのスキー板は勿論だけど、自衛隊のスキー板でも、アルペンスキーはちょっと難しいよ。
おいらは取り敢えずはできるけどね。
テレマークは基本姿勢。
ジャンプは、着地で基本姿勢に戻り、次の滑走に備えるっていうことだろうと思う。ジャンプそれだけの競技になっても、単に基本姿勢に戻るっていう事なんだろうと、勝手に判断している。
テレマーク姿勢は衝撃吸収の柔軟性があるからね。

これからのスキー

  • 困った爺さん
  • 2020/04/15 (Wed) 07:26:48
カービングスキーは、ターンをスキーのサイドRに大きく頼っている。従って、雪の面とのコンタクトを失うとターンができない、という輩も多いだろう。
昔は昔で、テールジャンプを含めてジャンピングでのターンや、ステップによるターンなど、ターンにいろいろなバラエティーがあった。
なぜこれが必要だったか、だけれども、それは今のようにきれいに圧雪されたゲレンデがなかったからだと思う。
カービングスキーは、綺麗に圧雪されたゲレンデこそ真価を発揮するが、深雪や重い荒れた雪、自然にできた、あるいは地形による様々なギャップ、それらがまぜこぜの状態の雪にはそのスキー技術はほとんど役に立たない。
これをはっきり意識したのは最近のことで、子供の頃に難なくこなせたこういったコースで、今はできないことに気がついたからなのです。
では、なぜ?
今のスキーでは、雪の面とのコンタクトを失うとターンができない上、さらにカービングターンの姿勢ではりギャップなどを飛び越えてこなせすなどはできない訳ですね。これがむしろスキーを面白くなくしている。
必要なのは立つスキーの復活と、ターンの多様性を取り戻す必要がある、という結論ですね。
上体の位置と向き、つまりは姿勢を自在に対応させなければならないということでしょうか。
ギャップも競技としてしまったモーグルの様に、人工的に正確に並べて造られたギャップしか滑れないでしょうね。
このように現在のスキーは、本来のスキーからどんどん離れて行っている。
これは、WCなどの選手を見ていても分かる気がします。
近年の日本選手などの際立って下位の選手を見ると、コースを全く滑れていないどころか、スキーがバラけてしまい下の落ちて次のターンにさえ入れていない。
最近奥美濃などでレースを目指す少年らを見ていて分かってきたが、レースもお嬢さんスキーでかわせると思っている節がある。
際立って硬いバーンでは正確にスキーに乗ることが重要ではあるが、高度な技術をもってしても全ての状況で正確にカービングラインに乗せることなどはできない。
そこを外れた際にどう戻すかが重要に思う。
なので、硬い急斜面で、しかも多様なうねりがあるような状況でのトレーニングも必要に感じている。実際のレースでは綺麗に整地されたほぼ完全な平面などはない。というよりも、敢えてつくらないのだから。
そんな軟な環境で、しかも末梢的とも言える細部について延々と講釈こいているコーチなどに至っては、選手をつくれる訳がない。こんな面でもお嬢さんスキーが一般化しているのか、と落胆してしまう。
最近崖を滑り落ちるスキーが一部で行われる様になっている。これが自然な動きでしょう。つまりゲレンデに飽きてきている訳だと思います。
スキーの醍醐味は、アルペンであってもノルディックであっても、本来大自然を相手の冒険的レジャーなのですから。
ニセコにしても白馬などにしても、長い歴史を持つスキー場が、本場ヨーロッパ人やカナダ、オーストラリア、アメリカなどの外国人の影響を受けて、本来のスキーを取り戻してきているのは頼もしいか感じがしています。
これらのスキー場では、日本にしか存在しないお嬢様スキーはあまり見ることがありませんので。

今のスキー

  • 困った爺さん
  • 2020/04/15 (Wed) 06:32:23
本題はこれから。
先に示した様に、おいらが中学生になった頃からだろうか、用具の発展などによってスキーが大きく変わっていった。
後傾などもブーツが強固なシェルによって可能になったが、間もなく僅かな期間で後傾は無くなり、それやこれやでスキーを一変させたのは、トニー・ザイラーのスキーとは異なり、完全に立つスキーになった。
立つスキーが、片足づつ独立で使うスキーを可能にしたとも言えるだろうと思う。
従って、内足技術は殆ど無縁となった。
しかし今のスキーは両足で雪の面を舐める、その意味ではトニー・ザイラーのスキーに戻っている。ただしターンはより深くなり、しかも際立って高速になっている。
大きな違いはターンで、レースもおいらの意識では、札幌オリンピックではすでにかなりの深いターンになっていた。
回転や大回転では、高速ターンというよりも、大きく横に振られた急斜面で如何に正確に短時間で深いーンを決められるかにかかる。
今の高速スキーでも、重要なことは深いターンだろう。
またアンギュレーションをどの方向にどのタイミングでかけるのか?
トニー・ザイラーの頃も、その後の立つスキーでも、骨盤の向きは進行方向に対してより直角に近い。つまり体は進行方向に対して真正面に近い。
今のスキーは骨盤の開き角が大きく、内傾もより大きい。
何を言いたいかというと、内足の使い方。
実は、昔も内足の使い方が下手だったのですが、先にも示した様に、内足スキーは殆ど要らない時代を過ごしてきたこともあって、そこを意識する必要も無かったのでした。
現在のスキーは、カービングスキーとやらでターン技術が要らない分、より内足の使い方も重要・・・ということに気がついたのです。
しかして、おいらはトニー・ザイラーのスキーから知っています。
そこでは今シーズンのうちに、内足スキーを思い出そうとしているのです。

昔、スキーをしていた。

  • 困った爺さん
  • 2020/04/15 (Wed) 06:01:18
昔むかし、おいらはスキーをしていた。
記憶がないほど小さい頃からスキーをしていたのですが、小学生の時トニー・ザイラーの存在を知り、その主役映画にも連れて行ってもらった。
当然そのスキーを真似た訳ですが、当時はそれを起源とする(と思う)蛇のテクニックとやらが伝播していたんですね。
つまり弧の連続でスキーを直線的に走らせない。
さらに中学生になった頃では、革新的と言われたカール・シュランツの内足(というより内膝かな)が先行するスキー(当時はO脚のスタイルになり格好の悪いスキー)になった。ターンの開始を内側から一気に鋭く入るもので、それまでよりさらにに旗門ギリギリを狙う過激なスキーになっていった。
我が国では旗門の支柱に竹を用いていたので、旗門を通過するたびに、腕、腰、足(膝)と、も剣道の竹刀で叩かれているのと同じ状況になる。当然事故や怪我が多く、それで選手生命を絶たれる者も多かった。
スキーの安全性はまずビンディングからだったけれど、旗門用の支柱もガラスファイバーが使われ始めた。しかし竹に比べて非常に高価で、試合でもほとんど使われなかったほどで、練習では全く使えない。
その後可倒式が出てきたが、おいらはその時代を全く知らない。
話がそれてしまったけれど、カール・シュランツの後、パトリック・リュッセルの後傾加速とグスタボ・トエニのX脚がスキーを変えた。振り子のテクニックとやらも忘れられないけどね。
これらのスキーの完成形は、やはりインゲマル・ステンマルクでしょう。しかしておいらはステンマルクを知らない。
ただね、スウェーデン会館でハッセルブラッド製カメラの展示会があった際に、新婚ほやほやのステンマルクが奥さんを連れて来ていた(というより人寄せパンダ)。
ハッセルブラッドとステンマルク、世界に名を馳せるスウィーデン製、後は自動車のボルボくらいか。
5mほどだろうか、かなり近くに居たステンマルク。物静かというか、表情一つ変えない。
運動選手というのは着痩せするものだ。公表されている身長(180㎝)よりも、華奢で小柄に見えた。当時でもスウェーデン人としては小柄な方だったのかも知れない。
スキーに話を戻そう。
結局おいらがスキーとお別れした最後のスキーは、完全に外足スキーになって、ステップとでも言うのか片足づつ独立に使うスキーになっていた。つまり内足の使う技術は殆ど必要なかった。
ここまでが、昔むかしのお話です。

スキーも自動車運転と同じかな?

  • 困った爺さん
  • 2020/03/16 (Mon) 15:06:51
最近のスキー、単にスキー板を返しているだけでもある程度曲ってくれる。
これはカービングとやらの、スキー板自体のサイドRのおかげだろう。
ただそれではやはり深く鋭いターンは得られない。
踏み込むのであるけれど、つまりスキーを介して、雪の面に圧力を加えることで、それは同時にスキーの滑走性を高める。つまりスキーが走る。
しかして、この踏み込む位置がまだ良く分かっていない。
アオ氷を超えるほどの非常に硬い状態の、いわゆるピステ状態では、下手に圧力をかけると、コンタクトに破堤を来たし、横方向に流れ、大きく制御姿勢を失う。
スキーを一瞬で撓ませる技術は、昔でも難しく、できる者は限られていた。
どの様なコース設定でも殆ど全てのターンでそれができれば、WCでもクリスタルトロフィーと言われるほどだった。
でもね、その昔のテクニックは顕著には役立たない。
スキー板全体の張りを使うことは間違いないが、その位置が今一つピリッと来ない。
少なくても踵に乗れなどと言うアホな話はない。それは恐らくスキー板のRに任せただけのお嬢様ターンだろう。
スキー板のテールは、特に怖い。スキーが一気に走るので、上体がついて行けない。
WCなどでは、上位の選手は実に見事に上体を保っているが、それは乗る位置を一瞬にして微妙にコントローできるセンスを持つのだろう。
おいらに様な鈍い、しかも老いた運動神経反応では、その感覚では熟し様がない。
始めからある程度乗る位置を固定する必要があるのだけれど、どの状況でも通じる一定なものではない気もする。
張りあるスキー板は、撓ませた後の返りも鋭い。
堅い雪で少し柔らかいスキー板では、強く踏み込むと、トップもテールも殆ど同時にコンタクトが失われて、ターンが全体的に破堤する。
これは踏み込む位置やタイミングが合っていないばかりではなく、恐らく踏んでいる時間が長すぎるのだろう。
返りが鋭く強くなれば、ターンのインターバルで、スキー板は雪の面とのコンタクトを失い、宙に浮くはずである。
WCのごく一部のトップレーサーは、そんな場面でも実に巧みに雪の面を舐めているが、そのトップからやや置いていかれる選手では、やはり宙を舞っている。
そんな様子からも、おいらは踏み込みも、その返りも掴まえていない。
また踏み込みは、一瞬というが、それは大腿筋などの筋力という問題でもなく、スキー板というだけでもないだろうから、ブーツを含めて僅かな(繊細な)位置を掴まえていないのだろう。
ただそんなことに反省はしない。
滑走日数が著しく不足である上、体力的な問題もある現状では、滑って滑って掴まえろ、も利かないし、何処までも趣味のレジャーとしてのんびりやるしかないだろうね。